5月EUデータの良し悪しは半分半分、貿易摩擦の悪影響に用心

2019 年 6 月 15 日

今年年初以来、EU活動日と共に投資者の自信は回復しつつある。ユーロ圏にGDP増長の初歩的予期は経済がQ1にリバウンドし、四半期増長が0.2%から安定の0.4%まで上昇した。5月に分化の状況が起きた。製造業PMIは47.7まで下落したが、ユーロ圏消費者自信指数は5月にて今年最高へと達する。国内の需要は安定しているが、貿易戦の深刻化による外部需要への圧力は気がかりである。ヨーロッパはアメリカに類似し、貿易の不安定な状況は最終的に労働力市場に伝わり、弾性の大きいサービスがダメージを受ける。ただし、ヨーロッパ最新の就業率上昇数は安定である。Q1就業率上昇の初歩的予測は1.4%。