小売りは不調だが、中国の成長見通しは楽観的

2020 年 9 月 17 日

新型コロナウィルス感染症検査の陽性比率が多くの州でWHOのアドバイスする再開制限である5%を上回るが、8月月初以来、米国の新規感染者数はずっと減少傾向にある。多くのデータが経済は8月で明らかな低速な成長があると表明していた。製造業及びサービス業のフラッシュPMIは大きく予想を上回り、それぞれが53.6及び48.8となった。金融政策については、Fedは近い将来で支援施策を維持し、安定的なインフレ目標を維持する。第二四半期の決算発表シーズン終わりの際、ヘルスケア及びITセクターは特に好調で、エネルギーセクターの収益は最も大きい打撃を受けた。S&P500は月間で7.01%上昇した。

中国経済は新型コロナウィルス感染所にて最初に落ち込み、最初に復活をとげ、第二四半期にプラス成長を見せた。前期の-6.8%から同期比3.2%へと回復し、多くのアナリストの予想を上回った。工業生産は、自動車及び高付加価値工業生産の強い回復によって復活した。しかし、家庭の支出に対する態度は依然と慎重であり、需要の遅い回復は生産の足を引っ張った。小売り業はL字リバウンドとなり、輸入の弱さ及び7月サービス業のPMI下落はこの状況が続くと示していた。インフラと不動産投資のサポートのもと、固定資産投資は成長した。中国経済の成長は、貿易の緊張的局勢の緩和及びドル安により、比較的安定である。CSI300インデックスは月間で2.58%上昇した。