小型株はリターンギャップを狭める

2020 年 12 月 14 日

月内、いくつかのワクチン突破の情報が報告された。有効的なワクチンの導入はこの長く続いたパンデミックに終止符を打ち、みなが日常を取り戻すようになるだろう。現時点でワクチンが正式に導入されるタイミングはまだわからないが、通常状態に戻れると言う希望が市場に火をつけた。同時に、当初米国大統領選挙の結果に論争はあったが、選挙結果は少しずつ社会に受けいられている。大統領引き継ぎのプロセスは既に始まり、以前の巨大な不確定性がついに解除される。様々な良きニュースが本月の市場を興奮させた。月内、MSCI世界指数は12.66%成長し、ダウ平均株価は11.84%上昇した。

パンデミック開始から、小型株のリターンは大型株よりも遅れをとっていた。小型株はまだ安定的な収入源をつくりあげることはできないため、更にマクロ経済要素に影響されやすく、収入も大きく落ちやすい。そのため、投資者は小型株のリスクは大型株よりも大きいと見なし、それを循環株と見なしがちだ。パンデミックは大型株よりも、小型株への圧力が大きかったが、最近はその状況に変化が起こりつつある。先ほど述べたように、市場はワクチンによって回復すると予期される。小型株の株価が飛躍し始め、大型株よりもパフォーマンスがよく、年初からの大型株との距離を縮めた。月内、ラッセル1000指数は11.6%上昇し、ラッセル2000指数は18.29%成長した。