強気市場が終わったと判断するのは時期尚早

2018 年 2 月 21 日

2月初めの世界株式市場の暴落によって、投資家は、8年近く続いた強気相場の行方を心配している。株価の推定値が一般的に高いことや、政府債券の収益率が上がっていることを考えると、このような疑念も一理がある。しかし、歴史的観点からみると、このような幅の調整が短期内で投資家に打撃をもたらす可能性があるが、 弱気相場がくるのを必ず示していることではない。過去の30年間、s & p 500インデックスの強気相場の数週間の著しい大幅の調整を振り返って、一週間で3.5 %以上下落した後、それからの2ヶ月で再度52週高値に達したことはない。超えても、幅は相対的に限られている。しかし、観察期間を伸ばすと、予想収益が増えることと最高記録を更新する機会もあり、情勢は楽観的になっている。




香港のハンセン指数も似たような状況が見られるが、以前の最高値を超える可能性が低く、予想収益の差も大きい。



基本的に、マクロ経済データは世界的な成長の勢いが依然として強いことを示しており、各地域市場は特にアメリカとアジア地域の企業の利益の増加は良好である。アメリカの拡張する財政政策によって、更に再び世界の景気後退のリスクを遅らせた。そのため、安定した経済環境の下で、私たちは一部の市場で成功した確率は一般的に高くないが、2018年に世界株式市場がより高いレベルに挑戦できることを信じている。