日本国内の増長は改善され、BOJは通貨戦争へと参入

2019 年 9 月 19 日

8月金融市場は激しく揺れ、VIX平均値は7月の13から本月の19へと上昇した。米国が残り約3000億米ドルの中国輸入商品に対して新しい関税を徴収したことにより、中国の不満を引き起こし、三週間後米国への約750億米ドルの輸入商品に対する関税を引き上げすると公表した。貿易の緊張的局勢が再度深刻化し、経済問題は8月グローバル株式市場の利食いを触発させた。米国株式市場が1.8%下落したが、パフォーマンスは5.1%下がった新興市場よりは優秀である。8月の米国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.9まで下落し、2009年9月以来の最低水準となる。経済下落のリスクは投資者を敏感にさせる。

第二四半期日本経済の成長は0.4%まで減速したが、予測の0.1%を上回った。国内需要の主なモチベーションである家庭消費と民間設備投資(資本支出)とも回復が見られた。純輸出高を成長の足かせとなり、国内需要の改善及び外部環境の疲れが反映された。投資者は引き続き日本経済の増税に対する防御能力を疑うと同時に、国内の強い需要は投資者の憂いを緩めさせる。7月BOJはインフレのダウンサイドリスクが上昇した場合、経済を容赦なく刺激すると話した。BOJの目的は日本円がFed及びECBの緩和下で上昇することであり、つまりはBOJが正式に通貨戦争参入となる。BOJにとって、目標のインフレより遥かに低いのは新しいことではなく、日本の標準からすると、国内の成長予期はまだ健康である。