インフレの反騰が最大の脅威

2018 年 5 月 13 日

年初から現在に至るまで、米債は暴落の圧力が重く、投資者は労働市場が持続的に改善され、それによってインフレ反騰及び金利上昇がもたらされると予想している。安全資産の一つである米債は、十年期収益率が今年で0.5%以上上昇した。我々は米国連邦が金利を更に上昇するよう調整すると予想し、収益率はまだ上昇すると思われる。そして当傾向は米国株式市場に不利である。過去30年間のS&P500指数が最高時のデータを見るかぎり、同じ経済周期において、十年期の国債収益率が2%を超えた場合、それ以降の株式市場は大幅に調整されることが多い。債券の収益率はある程度上昇した場合、実体経済は衝撃を受け易くなり、または株式市場の推定値を降下させることがある。歴史再現、現在2%の警戒水準にとても近く、更に二三度金利が上昇すれば最高値に達すると思われ、投資者は金利のこれからの趨勢に細心の注意を払わなければならない。

*ポジティブ時差は利回りがSPXより早くピークに達したことを意味する

^現在の周期において、利回りが175bps回復(2018年5月18日時点)